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朝食はテレビを消して話しながらとる。 「朝の食卓」の話題は近所の中島公園、健康、そして札幌シニアネット(SSN)、カラオケ、歩こう会など。
昔の話だが、「札幌まつりのお化け屋敷」の記事を書いたら、なんとアクセスが1件で千を超えた。 不人気ブログとしてはけた違いの数だ。コメントは低調だが、誰かがクリックしてくれたことだけは間違いない。

お化け屋敷には40年以上行ったことがない。しかし、こうなったら行かなければならない。 一人で行くのは淋しいので友だちを誘ってみた。

「お化け屋敷に行きませんか」
「いい歳をして何を言ってるんだ」
「おごりますよ」
「おっ!珍しいな」
「それでは決まりですね」
「行かないよ」

誰に言っても同じ返事。最後はやはり、妻に頼むしかないのか。
「今度のお化け屋敷はとても面白そうですよ。行ってみませんか。おごりますから」
「いい歳をして恥ずかしくないの!」

誰もが判で押したように「いい歳」と言う。実際、お化け屋敷に入ってみると、若者というよりも子どもに近い者ばかりだ。皆は行きもしないで、なぜ分かるのだろう? 不思議だ。

お化け屋敷と言ってもそれほど大きなテントでもない。それなのに一回りしたら出口になっている。「なんだ これは? ごまかしではないか。金返せ!」 

来た道を引き返すことにした。こうなったら何往復でもして徹底的に調べてやろう。 入場料を600円も払ったのだ。2分や3分でお仕舞いではたまらない。

狭くて暗い通路を逆に歩くのは楽ではない。こちらは逆走だから肩身が狭い。壁を背にして遠慮しながらのカニ歩きだ。 

しかも、人に当たらないように気を付けて止まったりもする。こんな仕草が誤解を招いたようだ。 「キャーキャー」と叫ばれてしまった。 

不本意にも、お化けと間違われてしまったのだ。 白っぽい服を着ていたのがいけなかった。 おしゃ落なハンチングも、お化けのシンボル、三角巾に見えたらしい。

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