朝食はテレビを消して話しながらとる。 「朝の食卓」の話題は近所の中島公園、健康、そして札幌シニアネット(SSN)、カラオケ、歩こう会など。
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「許さない間は相手の支配下にある。自由になるために『思いを断ち切ること』が大切」。ノートルダム清心学園理事長、渡辺和子さんの言葉である。なぜか人格者の言葉は利己主義者である私の考えに一致するところがある。まことにまことに小さな話で恐縮だが、私がいかにしてQPの支配から脱出して自由になったかを振り返りたいと思う。

去年結婚した息子は新妻にこう言った。
「私の両親のような夫婦になりたいと思う」
QPが息子の妻から聞いたとか言って、とても喜んでいた。私はもっともっと喜んだ。

この世は舞台のようなものだと思っている。そして人は皆役者、その中で私は優しく思いやりのある人を演じているつもりだ。その演技が息子という観客に認められたのだからこんな嬉しいことはない。

QPを理解して優しい人になろうと努力をしていた時期もあった。意見が対立しても優しく丁寧に説明すれば分かってもらえると信じていたが、ことごとく失敗した。定年後一緒に暮らして初めて分かったのだが、QPは人の話を全く聞かずに自己主張する人だった。

すべての努力は水泡に帰した。押してもダメだったから引いてみることにした。ホンモノの優しく思いやりのある人になることには諦めたが、まだ打つ手はある。それは「優しい人」を演じることである。 その目的はQPの支配下から脱出して自由になることである。

遅まきながら世の中の見方を変えた。この世は舞台私は役者と思うことにした。自分の性格では強い人は無理なので、それほど好きでもない優しい人を選んだ。何となく演じ易いような気がしたからだ。

最初は、なかなか上手く行かない。今までより更に優しく丁寧に説明しようと思っても、「アンタは間違っている」のひと言でさえぎられてしまう。口先だけの演技ではダメだと悟った。

成長の可能性も更生の見込みの無い二人が、ケンカをし続けても何も得るものはなく失うばかりだ。これに気付いたのはおよそ4年前、今度こそは身体全体で演技して優しい人間のように思い込ませようと決心した。

肝心なのは自分が優しい人になることではなく優しい人と思わせることだ。やるべきことが分かれば後は簡単。計画を立てて、予定通り実行し、成果を確認すればよい。先ず具体的に実行すべきことを決めた。

1.我慢する。
 聞く耳を持たないQPに丁寧に説明するのはムダ。我慢しなければ優しい人は演じられない。
2.QPには何も期待しない。
 期待は不満の元でありケンカの原因にもなる。期待できない人に期待する過ちを犯さない。
3.挨拶をする。
 言葉抜きで優しい人を演じることは不可能。一番簡単な言葉は挨拶と思う。短くて効果的。

ひたすら自分の幸せだけを考えて、上の3項目を唱えつつ実行した。もう一つ付け加えるなら、相手の幸せを考えると自分が不幸になる場合が多い。そもそも自分が不幸なのに相手の幸せを考えるなど間違っている。

我慢する、期待しない、挨拶する、と言っても毎日確実に実行するとなるとかなり苦しい。一日に何回も挫折しそうになる。しかも効果が見えてきたのは実行後6ヶ月もたってからだ。何とか「優しい人」を演じきれたと確信したのは2年もたった頃である。まさに茨の道だがやり抜けば極楽が待っている。

挫折したときに唱えたのは三つの呪文。「すべて良くなる」「困ったことは起こらない」「嫌なことは考えない」。良くないことも困ったことも必ず起こる。しかし起こる前から心配していたら、一生心配しながら生きなければならない。

しかも良くないことも困ったことも千差万別、対応法も無限にある。起きてから考えるのが最良の対処方法と思う。転ばぬ先の杖とはいうけれど程度の問題である。心配の範囲を無限大に広げてどうしようというのだ。「百害あって一利なし」ではないか。

ところで、人命を失い経済を破壊する戦争は絶対に避けなければならない。またまた小さい話で恐縮だが二人暮らしならケンカは絶対に避けなければならない。新聞に書いてあるような悲惨な結果を招くこともあるし、それほどではなくても時間と金を限りなく浪費する無駄の極致とも言える。

QPとのケンカに勝ちたいという思いを断ち切って3年。半年で効果が見え2年で自由を獲得した。以後静かに楽しく暮らしている。砂上の楼閣と言われてもいい。今が幸せならそれで充分だ。過去も現在も存在しない。今生きているだけである。なぜならば、万物は一秒前に戻れないし一秒先にも進めない。

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【2014/03/01 00:00】 | 生きる知恵
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No title
カスミ草
 >「私の両親のような夫婦になりたいと思う」
息子さんからこのように言ってもらえる PP&QPさんはとても幸せなご夫婦ですね。

いつものPPさんの愚痴は、裏を返せば「オノロケ」だったりして!(^^)!。



明けない夜はない
PP
オノロケなんてとんでもございません。
これでも、いろいろ苦労しているのです。
毎夜、「明けない夜はない」とつぶやいています。

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コメント
この記事へのコメント
No title
 >「私の両親のような夫婦になりたいと思う」
息子さんからこのように言ってもらえる PP&QPさんはとても幸せなご夫婦ですね。

いつものPPさんの愚痴は、裏を返せば「オノロケ」だったりして!(^^)!。

2014/03/04(Tue) 21:43 | URL  | カスミ草 #-[ 編集]
明けない夜はない
オノロケなんてとんでもございません。
これでも、いろいろ苦労しているのです。
毎夜、「明けない夜はない」とつぶやいています。
2014/03/04(Tue) 22:41 | URL  | PP #kEawCMz.[ 編集]
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