朝食はテレビを消して話しながらとる。 「朝の食卓」の話題は近所の中島公園、健康、そして札幌シニアネット(SSN)、カラオケ、歩こう会など。
NHK記者等による株の不正取引は勤務中特ダネを盗み見て株を売買、利鞘を稼ぐと言う悪質極まりないものでした。これが日頃、不正を追求すると大言壮語する報道人の実態と思うと暗澹たる思いにかられます。

私自身在職中に新聞記者に不正をする者として「嘘つきよばわり」されたことがあります。 それで、よけい腹が立つのかも知れません。 誰もが知っている大新聞の記者です。当時のことはハッキリ覚えていますが、仕事上のことなので、具体的なことは書けません。 抽象的で読みにくいとは思いますが、我慢して読んで頂ければ有難いとおもいます。

職場は200人規模の現場機関でしたが、広報担当は所属長の次級者でした。 腹立たしい新聞記者とのやり取りがあったのは夜中の12時頃のこと。夜勤者は50人くらいでしたが、管理職は私一人なので、私が対応することになりました。

「新聞社から取材の電話」と言われ少し緊張しました。質問に答えたことがそのまま新聞に載ることがあるからです。 電話を取ってみると、質問内容は午前中に起きた事故のことでした。

「午前中の出来事なので、日勤者がが対応しました。 夜勤の私達には引継ぎがないので、事故については完結している筈です。 そうでない場合は、夜勤者が引き継ぐことになっています。 その件は引き継いでおりません」

実際は長い長いやり取りでしたが、これが要約です。 更に、簡単に言えば「何も聞いていないので、何も知りません」と言うことです。 

それに対する記者の言葉は「嘘つくな!」でした。 私に電話が回ってくる以前に、どんなやり取りがあったか知りませんが、これが日本を代表する新聞社の記者の言うことかと呆れてしまいました。

「嘘はついていません。引継ぎがないから知らないのです」
と静かに答えると、
「そんな筈はない。分かっているくせに、なぜ隠す」と来ました。

根拠もなしに、よくそんなこと言えるものだと呆れてしまいました。多分、何も知らないから、脅かしてでも何かを掴もうとしたのでしょう。 こんな取材方法が許されると思っていたら大間違いです。

現場の習慣では処理が完結した事故について日勤者から夜勤者への引継ぎはないのが普通です。 日勤者から事務室管理者への報告はあります。 私達現場の者は事務室がまとめた文書を後になって読んで、事故の全貌を知ることになるのです。 

記者がそのような事情を知らないのは、よしとしても、人を脅かし威圧して情報を無理やり取ろうとする傲慢な態度に疑問を感じました。そんなやり方で正しい情報が取れると思っているのでしょうか?

新聞記者はは横柄な言い方で「隠すな、嘘つくな」
こちらは丁寧に「分かりません」
何回か繰り返すと、記者は質問を変えてきました。

「一体、誰なら知っているのだ」
「私の上司です」
「電話しろ」
「就寝中と思います。夜中ですから」
「いいから、起こせ!」

あまり、しつっこいので私も不安になって来ました。 私の知らない重大な事実があるかも知れません。 現場にはテレビもラジオもないのです。 勤務に就いた17時以降のことは何も知りません。

余程のことでなければ、大新聞の記者ともあろう者がここまで言うとは思えない。 これは上司の耳に入れた方がいいと思いました。 幸い上司は起きていました。 
「その件は私から電話する」と言って一件落着しました。

ところが、本当に腹が立ったのはその後です。散々「隠すな」「嘘つき」とわめいていたのに、その後は何の連絡もないのです。 事実が分かったのだから、「誤解していました」とか、ひと言あって当たり前でしょう。 嘘も隠しもしてないことが分かったのですから。

30分…1時間…、たっても何の連絡もありません。 たまりかねて、こちらから電話しました。
「先ほどの件ですが、どうゆうことでしたか?」
「あの件は、説明を聞いて納得しました」
「私は嘘もついていないし、隠し立てもしていません。事実を知りたいのですが」
「事実なら貴方の上司に聞いて下さい」
「夜中の2時ですから、就寝中です」
「明日聞けば、いいでしょう。私、仕事中ですから」

記者の立場も分からない訳ではありません。誠実で礼儀正しいばかりでは、仕事にならない場合もあるでしょう。 私に電話する前に、いろいろ たらい回しをされて怒りが頂点に達していたかも知れません。 

運が悪いのか要領が悪いのか分かりませんが、私は間の悪いときに電話を取ることがたびたびありました。これもその一つかも知れません。

NHK記者の「特ダネ盗み見不正の株取引疑惑」から、嘘も隠し事も許さない。但し、自分の間違いだけには寛容な「正義の味方新聞記者」を思い出してしまいました。

早いもので、あれからもう10年。 当時と今とを比べて大きく変わったのがインターネット環境です。 私もブログと言う情報発信の手段を得ました。とても嬉しく思っています。

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