陽動作戦「温暖化」。 …真の敵はあらぬ方向にいることに漸く気がついた。
30年前、これからはパソコンの時代だと考えてMZ80-K2(写真)を買った。
そして、その通りになったが、私自身は進化に追い着けず、パソコン落伍者になってしまった。

ところで、これからの問題は「食料危機」と予想している。 多分その通りになるだろう。しかし、そのときが来れば、私は真っ先に飢えるに違いない。
いつだってそうなのだ。 いろいろと将来を予想して対策を立てるのが好きだが、それが役に立ったためしはない。 所詮私は考える人。実行力はゼロなのだ。
先日、スーパーで買物したら、レジ袋代を2円とられた。 新品の袋だから当然だろう。 しかし、エコとか言われると「それは違うな」と思う。
車や飛行機の方がCO2をよほど多く出す。 マイバックでエコというより、
「レジ袋1年分で自動車3日分という試算」の方が説得力がある。
12月22日の地球温暖化に関する新聞記事を読んだ。「COP15 広がる批判、失望」「先進国・途上国 深い溝残す」などの見出しが躍る。
COP15(コペンハーゲンの気候変動枠組み条約第十五回締約国会議)
深い溝があるのは当然と思う。人口約70億人の地球上で、10億人が飢餓状態にあり、そのほとんどは発展途上国に住んでいる。
今、飢えている人に将来の危機を語っても「馬の耳に念仏」だ。 食えない人は食えるようになるまでは、食べることしか考えないものだ。
会議に出席している代表は、お金持かもしれない。 しかし、飢えている国民のことを考えなくては為政者としての責任は果たせない。 負担を押し付けられればNOと言うしかない。
終戦後間もない頃だが、父親が肺病で倒れ職を失った。 医者代もかかるし、とたんに飢餓状態になった。 飯を食うためには何でもやった。子供の私も例外ではない。
そういう状態にある人に、数年後に地球が…、と言ったところで聞いてもらえるわけがない。 順序が間違っている。先ずは食糧問題、次に温暖化だ。
「急がば回れ」と言うではないか。
先進国が世界の飢餓克服に本気になって取組めば、途上国側も温暖化問題を考えるようになるだろう。 飯が食えるようになれば、次の心配は将来のことだ。
食糧問題と温暖化問題は車の両輪である。 片方(温暖化)だけ大きくては前に進むことはできない。 COP15で途上国側の不満が根強いのも当然と思う。
それとも、現在の地球温暖化騒ぎは、「満腹している先進国国民」を食糧問題に目を向けさせるための、陽動作戦なのだろうか。
それならば納得できる。私も温暖化に関するマスメディア報道の影響を受けているからだ。報道がキッカケで世界の食糧問題に目を向けるようになったのだ。
「この手もあったのだな」と、うがった見方をしている。 地球温暖化について騒ぎたて、国際会議等での対立を煽り、わざと目立つような行動をする。
なぜならば、温暖化について議論を深めれば、必ず世界食料危機問題に行き着くからだ。 目前の敵「食糧問題」は余りにも巨大。 正面から向っても到底太刀打ちできない。それで温暖化? 深謀遠慮ではないか。 --完--

陸揚げされたボートを塒(ねぐら)にする中島公園地域猫?? 12月23日撮影
食料問題に関する資料はこちらです。
「フォーラム 地球の危機管理(抜粋)」
世界がかかえる食糧問題
食糧不足の要因には、人口の増加、食生活の高度化、農業生産性の低下、そして異常気象などの現象があげられるが、それぞれの要因について簡単に説明を加えていきます。
医療技術の進歩で人口増加が急激に進む
人口が増加すると、疫病や飢餓の大量発生などの要因が働いて、人口抑制の方向へコントロールが働いてきました。ところが、このコントロールのたががゆるんだのは、第二次大戦後です。乳幼児の死亡率の低下、医療技術の進歩による高齢化などが進んで、人口増加が急激に進みました。
肉食が増え作物の生産量を圧迫
人間が穀物のまま、食べるのであれば、生産量イコール消費量になりますが、家畜を通した場合、牛の場合8~10倍、ぶた5倍、にわとり2~3倍の穀物を消費するのです。食生活の高度化が、作物の生産量を圧迫しているのです。
砂漠化や土壌の劣化が進んでいる
これまで農地だった土壌が劣化してきて、砂漠化や土壌の劣化(塩害、地下水位の低下、表土風食)などが進み、世界では1年間に500~600万ヘクタール(日本の農地面積とほぼ同じ)もの農地が砂漠化しています。
水不足が農業を圧迫している
しかしもっと深刻なのが、水資源の問題です。農産物の価格は工業製品にくらべると、割にあわないのです。同じ1トンの水を使うのにも、農業用水として使うよりも工業用水として用いるほうが、ずっと生産性が高い。競合がおこった場合、ほとんどの場合、農業が競争に負けてしまうのです。
地球温暖化による異常気象の影響
しかも地球温暖化による異常気象の影響で必要なところに雨がふらず、沿岸部や島嶼部に豪雨が降るような現象がおこっています。
アメリカは、食糧危機をよしとしている
アメリカには、食糧危機をよしとするような風潮も見られます。なぜか。アメリカは自国の食糧さえ供給できれば、あとはマーケットで値をつりあげて売ればいいのです。つまり食糧の供給量が減って価格があがれば、もうかるのです。
単位面積あたりの収穫量が頭打ち
農業技術の貢献、化学肥料や農薬を使うことによって単収(単位面積あたりの収穫量)を増やしてきたわけですが、単収の伸びが先進国では止まってしまいました。他の産業に比べて経済的にもペイしない、ということで農業生産は現在、1つの壁にぶつかっている状態です。
以上、「フォーラム 地球の危機管理」
世界がかかえる食糧問題、日本がかかえる食糧問題
より抜粋。
nakapaの感想:私はこれを読んで、飢餓問題の解決は、人口抑制とセットでなければならないと思いました。「人口爆発」は更に怖いです。 仕分け人nakapaは優先順位をつけました。 食料危機→ 温暖化→ 人口抑制。
30年前、これからはパソコンの時代だと考えてMZ80-K2(写真)を買った。
そして、その通りになったが、私自身は進化に追い着けず、パソコン落伍者になってしまった。

ところで、これからの問題は「食料危機」と予想している。 多分その通りになるだろう。しかし、そのときが来れば、私は真っ先に飢えるに違いない。
いつだってそうなのだ。 いろいろと将来を予想して対策を立てるのが好きだが、それが役に立ったためしはない。 所詮私は考える人。実行力はゼロなのだ。
先日、スーパーで買物したら、レジ袋代を2円とられた。 新品の袋だから当然だろう。 しかし、エコとか言われると「それは違うな」と思う。
車や飛行機の方がCO2をよほど多く出す。 マイバックでエコというより、
「レジ袋1年分で自動車3日分という試算」の方が説得力がある。
12月22日の地球温暖化に関する新聞記事を読んだ。「COP15 広がる批判、失望」「先進国・途上国 深い溝残す」などの見出しが躍る。
COP15(コペンハーゲンの気候変動枠組み条約第十五回締約国会議)
深い溝があるのは当然と思う。人口約70億人の地球上で、10億人が飢餓状態にあり、そのほとんどは発展途上国に住んでいる。
今、飢えている人に将来の危機を語っても「馬の耳に念仏」だ。 食えない人は食えるようになるまでは、食べることしか考えないものだ。
会議に出席している代表は、お金持かもしれない。 しかし、飢えている国民のことを考えなくては為政者としての責任は果たせない。 負担を押し付けられればNOと言うしかない。
終戦後間もない頃だが、父親が肺病で倒れ職を失った。 医者代もかかるし、とたんに飢餓状態になった。 飯を食うためには何でもやった。子供の私も例外ではない。
そういう状態にある人に、数年後に地球が…、と言ったところで聞いてもらえるわけがない。 順序が間違っている。先ずは食糧問題、次に温暖化だ。
「急がば回れ」と言うではないか。
先進国が世界の飢餓克服に本気になって取組めば、途上国側も温暖化問題を考えるようになるだろう。 飯が食えるようになれば、次の心配は将来のことだ。
食糧問題と温暖化問題は車の両輪である。 片方(温暖化)だけ大きくては前に進むことはできない。 COP15で途上国側の不満が根強いのも当然と思う。
それとも、現在の地球温暖化騒ぎは、「満腹している先進国国民」を食糧問題に目を向けさせるための、陽動作戦なのだろうか。
それならば納得できる。私も温暖化に関するマスメディア報道の影響を受けているからだ。報道がキッカケで世界の食糧問題に目を向けるようになったのだ。
「この手もあったのだな」と、うがった見方をしている。 地球温暖化について騒ぎたて、国際会議等での対立を煽り、わざと目立つような行動をする。
なぜならば、温暖化について議論を深めれば、必ず世界食料危機問題に行き着くからだ。 目前の敵「食糧問題」は余りにも巨大。 正面から向っても到底太刀打ちできない。それで温暖化? 深謀遠慮ではないか。 --完--

陸揚げされたボートを塒(ねぐら)にする中島公園地域猫?? 12月23日撮影
食料問題に関する資料はこちらです。
「フォーラム 地球の危機管理(抜粋)」
世界がかかえる食糧問題
食糧不足の要因には、人口の増加、食生活の高度化、農業生産性の低下、そして異常気象などの現象があげられるが、それぞれの要因について簡単に説明を加えていきます。
医療技術の進歩で人口増加が急激に進む
人口が増加すると、疫病や飢餓の大量発生などの要因が働いて、人口抑制の方向へコントロールが働いてきました。ところが、このコントロールのたががゆるんだのは、第二次大戦後です。乳幼児の死亡率の低下、医療技術の進歩による高齢化などが進んで、人口増加が急激に進みました。
肉食が増え作物の生産量を圧迫
人間が穀物のまま、食べるのであれば、生産量イコール消費量になりますが、家畜を通した場合、牛の場合8~10倍、ぶた5倍、にわとり2~3倍の穀物を消費するのです。食生活の高度化が、作物の生産量を圧迫しているのです。
砂漠化や土壌の劣化が進んでいる
これまで農地だった土壌が劣化してきて、砂漠化や土壌の劣化(塩害、地下水位の低下、表土風食)などが進み、世界では1年間に500~600万ヘクタール(日本の農地面積とほぼ同じ)もの農地が砂漠化しています。
水不足が農業を圧迫している
しかしもっと深刻なのが、水資源の問題です。農産物の価格は工業製品にくらべると、割にあわないのです。同じ1トンの水を使うのにも、農業用水として使うよりも工業用水として用いるほうが、ずっと生産性が高い。競合がおこった場合、ほとんどの場合、農業が競争に負けてしまうのです。
地球温暖化による異常気象の影響
しかも地球温暖化による異常気象の影響で必要なところに雨がふらず、沿岸部や島嶼部に豪雨が降るような現象がおこっています。
アメリカは、食糧危機をよしとしている
アメリカには、食糧危機をよしとするような風潮も見られます。なぜか。アメリカは自国の食糧さえ供給できれば、あとはマーケットで値をつりあげて売ればいいのです。つまり食糧の供給量が減って価格があがれば、もうかるのです。
単位面積あたりの収穫量が頭打ち
農業技術の貢献、化学肥料や農薬を使うことによって単収(単位面積あたりの収穫量)を増やしてきたわけですが、単収の伸びが先進国では止まってしまいました。他の産業に比べて経済的にもペイしない、ということで農業生産は現在、1つの壁にぶつかっている状態です。
以上、「フォーラム 地球の危機管理」
世界がかかえる食糧問題、日本がかかえる食糧問題
より抜粋。
nakapaの感想:私はこれを読んで、飢餓問題の解決は、人口抑制とセットでなければならないと思いました。「人口爆発」は更に怖いです。 仕分け人nakapaは優先順位をつけました。 食料危機→ 温暖化→ 人口抑制。
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ちゃちゃ なかぱさん、おはようございます。
9時半過ぎなのにコメント第一号とは驚いています。年末は皆さんPCどころではないのでしょうか。
当方駅の周りに三つのスーパーがあります。「西友」は袋不要宣言で2円引き。「いなげや」はスタンプを押してくれて、20個で100円分に使用。スタンプ一つで5円也。もう一つの、「大丸ピーコック」はたぶん、プラスのポイント付与かな?
いずれにしろ、買い物にはメインの袋と、予備の袋を持って出かけます。それ以上の買い物をすると、重たくて持って歩くのが嫌になります。
のん子 命は一番大切ですもんねって人に指摘されなくても飢餓に対しては誰もが第一に対処するでしょう
次に住でしょうか?
自分の身の安心を確保してからでないと周りは見えないと思います
人間にはエゴが有りますから、余程法規制でも科さないと自分さえ良ければって思ってしまいます
これを救うのは宗教かと思ったことも有りますが、これも他宗教は排除ですからね~(><)
世界中の心有る人々が、マスコミが、根気強く アピールして行くことでしょうか?
ちゃちゃさんへ
nakapa そうですね。 皆さん年末で忙しいでしょうね。
私は年末年始はヒマです。皆さんが忙しいから、
どこからも、お誘いがかからないからです。
そうゆう生活を何年も続けていると、
年末にしか、つまり、纏まったヒマがないと
出来ないことがあります。 それをやるようになりますね。
のん子さんへ
nakapa 私も常識がないと言うよりも、情報源をマスメディアに頼りすぎているので、
世界の飢餓人口が10億とは、温暖化が騒がれるまで、知りませんでした。
ただ、ビックリしています。おっしゃるように、どうしていいか全く、
分かりません。なにぶん私の周りに飢えている人など一人もいないし、
皆、太るの気にしています。ただ、これはエライことだと思いました。
ぬるま湯暮らし
はぐれ雲 昨夜のアップ直後から読んでおりましたが、重いテーマにコメント入れること躊躇ってしまいました。
この世の中の溢れるばかりの情報は、流れがありそれに沿って発信されていることを、感じますね。
対極にある情報の見え隠れに底知れぬ恐怖を感じるのは私だけではありますまい。なんて話し合ったことありましたね。
あっ、これは「うがった見方!」ですよ。
ランチ・バイキングで、子供どころか親たちが自分でお皿にとってきた料理を食べきれずに残す・・・こんなばかげた飽食の日本、目にしたとき恥ずかしくなりました。
食べるということ、命をつなぐという一番大事なところが、すっぽ抜けになっている今、考えさせられることでした。
自分に出来ることから・・・、缶類のプル、集め続けて4年になりますが、(車椅子のために)自宅分だけではどうにもならない少ない数です。でも捨てられなくて、ついつい缶をあけると取り外して袋に入れる私です。
>肉食が増え作物の生産量を圧迫
なんて簡単な要因の説明、と書かれてしまうと、悲しくなります。極端な例えですよね、
想像を絶する飢餓に苦しむ国の人々は肉なんて食べることも、見たこともないのではないかしら?
そんなことも考えさせてくれたナカパさんの今日の内容、ぬるま湯暮らしの恥ずかしさを気づかせてくれてありがとうです。
地球の必然
ひよどり 私はいい加減なのかもしれません。
しかし、エコ、エコの叫び声には欺瞞を感じます。
欺瞞が言い過ぎであれば、単なる「べき論」です。
果たしてできるのでしょうか。
もともと地球は燃えていました。
どんどん冷めて生物が生まれ、温度が上昇して生物も進化し、今があります。
これから気温が上がり、進化しながら次の生物世代へと引き継がれて行く。
そんな考えは、やはり退嬰的かもしれませんね。
お久し振りにお邪魔します。
匿名希望のH 私は、日本政府の人口対策には大いに異議を唱える一人です。もう、30年も昔、ローマで開催された「世界賢人会議」で、「人口は抑制すべき!」との結論が発表されたと記憶しています。食糧もエネルギーも不足するに決まってます。日本は、年金を支えるために「少子化対策」などと言って、将来の労働人口を増やそうとしているらしいが、愚策です。
次に、オーストラリアやニュージーランドでは、「流しのタクシー」は見かけないはずです。エネルギーのムダ使い、ムダな労働、交通渋滞。GPSを備えたタクシーは、電話一本で数分で目的地に到着します。国土交通省にも提言してますが具体的回答はありません。関係部署に配信します、の一言です。
コマクサ 子供の頃食糧難で栄養不足、今は美食でメタボ予備軍である(恥ずかしながら)
人間は生きて行く為には第一に食糧問題です。
次に心配する事は老後を迎える将来の事で、それには
幾つかの課題があり温暖化も一つでしょうか。
はぐれ雲さんへ
nakapa 重いテーマに丁寧なコメントを有難うございます。
確かにマスメディア情報は流れに沿って発信されていると思います。
情報の価値を評価して、バランスよく発信してくれることを望んでいます。
私も恐ろしさを感じます。明らかに情報が偏っているから、操作を感じるのです。
食品を単なる商品として取り扱うことを、そろそろ止めた方がいいと思います。
普通の人として社会生活をするには、ある程度流れに沿って動く必要があります。
やはり、政治に期待したいと思います。 緩やかな改革でよいとおもいます。
私もぬるま湯の中に住んでいますが、その中でも意見は発表した方が
よ「いと思っています。 今回のような話の輪が広がると意義を感じます。
はぐれ雲さんのコメントからいろいろなことを学びました。有難うございます。
これからもよろしくお願いします。
ひよどりさんへ
nakapa 私もエコ、エコの叫び声にはうんざりしています。
おっしゃるように、地球は暑くなったり寒くなったりしています。
その環境に適応したものが生き残り、できないものは死滅したりします。
「地球に優しい」という言葉にも違和感を感じます。人類が生存するための
方策を、地球に何かやってあげるような言い回しに違和感を覚えます。
何事も、格好つけないで、分かり易い、考え方や表現がいいと思います。