朝食はテレビを消して話しながらとる。 「朝の食卓」の話題は近所の中島公園、健康、そして札幌シニアネット(SSN)、カラオケ、歩こう会など。
生れてから22歳までの私の写真、私文書、私物など何一つありません。
あるのは記憶だけ、裏付けるものが何もないというのも頼りないですね。
生きた証が何もないのです。

2017年1月1日開設、こちらをクリックして下さい→空白の22年間

【2017/12/25 07:54】 | 未分類
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2010年1月24日北海道新聞「朝の食卓」掲載

「禍を転じて福となす」というが、Yさんとの出会いは、まさにそのようなケースだった。酒席で、酔った男性から「あんたのラジオはつまらないから止めろ」と言われて深く傷ついた。気持ちがなえたまま、放送日を迎え、思わず「止めようかな」とか言ってしまった。

すぐに、メールが届いた。「止めないで下さい。私は聴くのを楽しみにしています」と書いてあった。意外にもオーストラリアからの発信だ。一瞬、「どうやって?」と思ったが、インターネットで番組ブログの録音を聴いてくれたそうだ。 

そのメールの主、Yさんは札幌市出身で中島公園の近くで育ち、20年前に縁あってオーストラリアに移住した女性。インターネットで中島公園の魅力を紹介するホームページ「中島パフェ」と出会い、私がラジオで話していることを知ったという。メールの交換を始めて半年後、うれしい知らせが届いた。 大学生の娘さんと一緒に、中島公園に遊び来てくれるというのだ。

公園内の菖蒲池で、愛らしい親子ガモが泳ぐ夏のひととき。初対面の3人はすぐに打ち解け、北海道の味覚も楽しんだ。ホームページやコミュニティーラジオにかかわり、さまざまな人と出会う。定年後の暮らしは、思いのほか充実している。

【2017/09/09 08:57】 | 未分類
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2009年12月6日北海道新聞「朝の食卓」掲載

知られていないが、札幌の中島公園には安田侃、小田襄ら著名な彫刻家の作品14点が点在しており、鑑賞しながら散策するのも楽しい。しかし、その価値が正当に評価され、大切に扱われているとは思えない。2007年6月、彫刻家山内壮夫(たけお)(1907~1975年)の「母と子の像」が何者かに倒され、さらに目を花火で焼かれる事件があった。

あまりに悪質で、いたずらというには度を超している。ただ、多くの彫刻が腐食や鳥のふんなどで汚れたままになっていることが、いたずらを誘発したのかもしれない。この事件をきっかけに野外彫刻をきれいにしようという機運が高まり、その年の12月、付近の住民と彫刻ファンによるボランティア団体「中島公園モニュメント研究会」が発足。私もメンバーで、年2回の彫刻の清掃を行っている。

今年9月の清掃には、近隣ホテルの従業員も加わり、約30人が3時間にわたって作品を磨いた。活動を始めてからは、いたずらはなくなっている。地道な取り組みが、人々の間に芸術作品を大切にする心を育てているのかもしれない。都市化の波にのまれかねない中島公園を、何とか良好な状態のまま次世代に引き継ぎたい。今後、その役割を担うのは、こうしたボランティアたちかもしれない。

【2017/07/31 21:22】 | 朝の食卓
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2009年11月12日北海道新聞「朝の食卓」掲載

昨年の夏、近くの小学校で、南極の氷を触らせてもらった。南極観測船「しらせ」が持ち帰ったものだった。高さ20センチ、幅20センチ、奥行き14センチ。既に大勢が触った後だったので、角は丸くなり、白っぽい色をしていた。しばらく触っていると、中の空気が弾ける「プチッ」という音がする。3万年前の空気かと思うと、何となくロマンを感じた。

ある先生は「この氷でウイスキーのオン・ザ・ロックが飲みたいな」と言った。児童全員が触るまでは、じっと我慢だ。 ただ、児童300人が触った後、氷は、どのくらい残るのだろうか。しかも、みんながベタベタと触った氷で、大丈夫だろうか。そんなことを考えていたら、誰かが「ウイスキーでアルコール消毒されるから、大丈夫だよ」。

子どもたちは、南極の氷に、どんな夢を感じたことだろう。 北海道新聞朝刊に連載中の小説「氷山の南」を興味深く読んでいる。南極にある氷山を運び出し、世界の水不足対策、さらには農業用水として食糧対策につなげようという氷山えい航プロジェクトの話だ。まさに地球上のさまざまな問題を一挙に解決する夢物語だ。 あの氷の感触を思い出しながら、きょうも朝刊を楽しみに待っている。

【2017/06/30 23:11】 | 朝の食卓
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2009年10月1日北海道新聞「朝の食卓」掲載

2年前の今ごろのことだった。札幌市の中島公園近くに住むHさんから、川に泳ぐサクラマスの写真を添えた一通のメールが届いた。「こんな小さな川に産卵に来るなんて、とても神秘的に思えてなりません」。こう結んであった。中島公園を流れる鴨々川にサクラマスが遡上(そじょう)してきたというのだ。まさかと驚いた。

新聞で報道されてからは、鴨々川で写真を撮る人の姿が絶えなかった。そのころ恒例の「クリーン鴨々川清掃運動」があり、主催者も「私たちの河川清掃運動が実を結んだ」と胸を張った。

都心近くの公園で、自然界と同じような営みの中で、新たな命が生まれる。まるで夢を見ているようだ。しかし、事実は違った。原因は、豊平川から鴨々川へ流れる水量を最高5倍まで増やす河川工事のせいだった。水の流れが強くなり、豊平川を遡上するサクラマスが、取水口から吸い込まれ、中島公園を流れる鴨々川に迷い込んだのである。

河川工事をしたのは人。遡上と勘違いして喜んだのも人。保護のため、捕まえて豊平川に戻したのは、豊平川さけ科学館の人。 サクラマスにとって人とは何だろうか。 環境問題を考えさせられた出来事だった。

【2017/05/30 04:45】 | 朝の食卓
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2009年8月9日北海道新聞「朝の食卓」掲載

「中島パフェ」という私が運営するホームページ(HP)と同名の、札幌の中島公園をイメージした本物のパフェが誕生した。バニラやピスタチオのアイスクリームに、クリームチーズのクリーム、イチゴを使ったソース。チョコレートで木や音符も表現している。 早速味わったが、実においしかった。

もともとパフェが大好きだった。「パフェ」は仏語で「完ぺきな」を意味する。約6年前、自宅そばの中島公園の魅力を紹介するHPを開設することになり、タイトルを「中島パフェ」とした。そのうち「どこかで、そんな名のパフェを作ってくれれないかな」と思っていたら、奇跡が起こった。

今年の5月、メールが届いた。「中島パフェ誕生! ぜひ第1号としてご試食を…」。中島公園に隣接するホテル「ノボテル札幌」からだった。ノボテルのスタッフとは、中島公園の良さをアピールするために何をしたらよいかを話し合ってきた。ボランティア清掃でも、ともに汗を流すこともあった。中島公園を愛する共通の思いが誕生につながった。こんなにうれしいことはない。

パフェは8月末までの期間限定で1杯840円。1階のカフェ・セゾンで午前11時~午後6時に提供されている。よろしかったら、ご賞味あれ。

【2017/04/29 08:18】 | 朝の食卓
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